寒さも本番になってきて気になるのは、
サボテンや多肉植物の越冬ではないでしょうか。
そこで越冬初年度の方に贈る自作簡易温室です。
温室とは言っても非常に簡単に作れますので、
自宅に温室や雨よけが無い方は一度作ってみる価値はあるかと思います。
まず用意するものですが、
⚪︎発砲スチロールの箱
⚪︎大きめのビニール
⚪︎ハサミ
⚪︎洗濯バサミ
⚪︎ハリガネ等
⚪︎ドライバー
⚪︎ニッパー
以上でとりあえず作成可能です。
僕が使っているものは…
ニッパーは以前ホームセンターで買ったもの。
洗濯バサミはいっぱい入ったお徳用を買ってます。夏場は紫外線で傷み、割れて交換する場合もありますので。
ハサミはビニールを切るだけなんでなんでも良いかと。僕の愛用はステンレスハサミ。
ハリガネ等は、盆栽用の太めのアルミワイヤーが好きです。しっかりしてて、曲げやすい。
おまけに錆びない!
ビニールはポリ袋でもなんでも良いと思うのですが(笑)僕は耐久性のある三菱園芸用農ビを近所のホームセンターで切り売りしてもらってます。
透明で株の状態を見れるのが気に入っていますが、日が強く長い時は上からポリ袋なり、寒冷紗なりで遮光する必要があります。
そして発砲スチロール箱の中に鉢を入れていくわけですが、事前に底にドライバーで水抜き用の穴を開けておきましょう。完全に設置してから穴を開け直すのは面倒です。
あとは鉢の高さと発砲スチロールの高さを考えて置かないと日当たりが悪くなり悲しいです😭
色は白が大半かと思いますので太陽光の反射と保温効果が狙えます。
お近くのスーパーなんかで要らない発砲スチロールはいただけると思いますのでお買い物ついでにいただくのがベスト。
日当たりが良い時に見るとサボテン達の喜ぶ声が聞こえそうですね😊
次に柱となるハリガネを曲げてニッパーでカットします。
上手く曲げるのが難しいんですよねぇ…
短すぎると極端に低く狭くなってしまうので大きめにアーチを作りましょう。
ベストは4本柱ですが、太めのハリガネだと3本でも充分です。
盆栽用の太めのアルミワイヤー最強!
柱を作りましたらその上からビニールの大きさを合わせます。
この時ビニールが小さすぎると、雨が入り込んだりすきま風を防げなかったりと悲しい事が起こるので、ある程度大きめがベスト。
その点でも切り売りしてくれる農ビはマイベストな選択です。
ビニールをかけ終えたらあとは端を洗濯バサミで止めていくだけでお手軽に仕上がります。
季節により日当たりが変わりますので、ウチでは設置の高さをブロックで調整しています。
それによって水やりしても下に水が心地よく抜けていきます。
簡易に作れて良いのですが注意点として…
⚪︎夏〜真夏はビニールの両端口をオープンしておかないと、暑すぎてサボテン壊滅の危機
⚪︎種類にもよりますが夏場は水切れで日焼けする株が多くなります。南向きのウチでは気温30度を超えると寒冷紗を上からかけて種類ごとに最小限の遮光します。
⚪︎ビニールがあるので水やりの手間が一手間増えます。時間に余裕を持って水やりしましょう。
⚪︎接木苗は高さがあるので簡易温室に入れにくい。
⚪︎あまり深さのある発砲スチロール箱は高さを切って使えば使いやすい。
⚪︎発砲スチロール箱は1年使うとかなりボロボロになる。
しかしメリットはかなり多く、温度も高めに保てて寒風もあたりにくい。
小苗などを沢山入れておくとかなり手間が省けたりもしますし、鉢の高さを合わせておいたり、並べる順番を工夫するとなお良いです。
真冬はプチプチを内張に使ったりしてもかなり保温できそうですね。
以上、姫路カクタスさんから教えていただいたのを自分なりにアレンジして栽培に役立てています。
経験が浅いなりに色々試しているのですが、これから始める方の第一歩にもなれば幸いです!
それでは皆様も素敵なサボテンライフをお過ごし下さい🌵