サボテンの実生についてまとめてみました。
サボテンをはじめ2年目。
実生はまだ1年経っていないですが、昨年10月より色々試行錯誤しながらやってきたまとめを記載しておこうと思います。
まさかサボテンを種から育てるとは思っていなかったので当初は環境も整っておらず手探りでしたが、ある程度落ち着いたので、初心者の方の参考になれば幸いです。
まずは実生用の鉢からですが、水はけが良く使いやすければ良いと思います。当然ですが綺麗な鉢もしくは良く洗った鉢ですとカビなども発生しにくいと思います。
しっかりとしたプラスチックであれば底に穴も開けてアイスクリームのカップも使います(笑)
近所のホームセンターでも買えるプレステラも使いやすいです。用土がしっかり入るので、1年は植え替え無しでいけそうです。
使っている土は底に赤玉中粒、真ん中に姫路カクタスさんの用土、表面に薄く芝の目土を使用。
真ん中は皆様のいつも使っている用土、表面は赤玉細粒でも良いと思います。
発芽してから植え替えしてダメージを与えたく無いので、そのまま育成出来る用土構成です。
大量に発芽群生すればそのまま、鉢増し出来るのも楽チンポイントです。
用土をセッティングしたら、やさしく水をかけて底から微塵を流します。
僕は用土をレンジ殺菌したことはありません。
理由は面倒なのと(笑)ベンレートが優秀なのでベンレートで用土、苗とも殺菌するからです。
用土にカビなどが発生してもベンレート1択で今までは大体解決できてます。
ベンレート水和剤はペットボトルに作り置きして、適宜スプレーボトルにて散布しています。
さて用土に種をまくのですが、僕は中心から重点的に指でパラパラとまきます。
あまりにも鉢の隅に種をまくと用土が動いた時に苗が倒れたり、種が脱落してしまう為です。
種をまいた後は、密封出来るフタがあれば便利。
はじめはラップも使い湿度を保っていたのですが、面倒なのと(笑)カビも発生しやすかったのでやめました。
鉢の数が少なかったらラップも便利です。
今は鉢をタッパーに入れて湿度を保つのが僕の主流です。
なお、発芽に必要なのは温度と湿度が大事で、日光はあまり必要ないとの事です。
僕は冬でもヒーターを使い室内のビニール温室内で発芽させましたが、発芽させてからはある程度の明るさが必要なので、冬の実生育成は室内で日光が良く当たるところが必要と感じました。
ちなみに室内ビニール温室は冬は湿気で結露が出やすいのですあまりオススメできません(笑)
ですのでサボテンの実生は自然に25度以上になる季節が良いと思います。
↑タッパーに入れた鉢です。
試行錯誤の末、現在は100均で分割フタ付きのタッパーに行き着きました。
このまま腰水して発芽させ、遮光しつつ苗の育成もできるのでズボラな僕にはちょうど良いです(笑)
外からもある程度の状態が見えるしフタを半開すればそのままベンレートも噴射できます。
後は、株の種類によって育成具合にも差が出て来ると思うので、個別に鉢を腰水出来るように2リッターペットボトルの底をカットして腰水容器に使ってます。水がたっぷり入るので便利です。
雑草とかも生えやすいですけど、マメに取り去った方が気持ちは良いです(笑)
段々と変わって成長してくる実生は楽しく充実感もあります。
あくまで個人的な感想になりますが、輸入種もいくらか買いましたが発芽率や苗の元気さにバラツキも生じるかと思います。
色々な種はロマンがあるのでそそられるのですが(笑)
僕は個人的にはある程度成長した元気な親苗から自家採種するのが気に入っています。思い入れのある株から取れた種から生まれた苗なら思い入れもひとしおですので!
少ない経験なので大した事は書けないのですが、これから実生される方に少なからずお力になれば幸いです。
ということで今までのサボテン実生をまとめてみました。
これからまた便利なアイデアが出れば追記していこうと思います。
以下、最近採れた種を載せておきます↓
↑ノトカクタス 紅冠丸
↑ロビビオプシス ピンク花♂
ソエレンプシス オイラン♀
↑アストロフィツム ヒトデ兜♂
アストロフィツム 6陵兜♀
細かい作業が大の苦手なのですが、果実の中から一粒ずつピンセットで採種。
ドラゴンフルーツの悪夢再びです(笑)
でも、苗が育てば苦労も報われます!
それでは皆様も素敵なサボテンライフをお過ごし下さい🌵