cactuspower サボテン日記

サボテンとの日々を綴るサボテンブログ。

サボテンの実生と育成環境についてまとめてみました(秋冬)

ツィッターでふとサボテン育成の話になりましたので今日はサボテンの実生と育成環境(秋冬)についてお話しします。

今回は実生・実生苗のみに関してがメインです。

ざっくりとまとめるので至らぬところもあるかもしれませんし、そもそも大した事を書く訳ではありませんのでお茶のつまみにでも見ていただければ幸いです。

 

それでは早速本題に入りましょう。

あくまで個人的な主観となり精密な管理ではありませんので、ご参考までに✋

まず、「サボテンの実生〜発芽、1年育成まで」主に使っている「ビニール温室」

「国華園」さんのが奥行きが長く気に入ってます。

あまりに普通すぎてすみません🙇‍♂️

まさに説明通りなんですよね。

省スペースでたくさん置ける、他の株の緊急避難が出来る、下段にはハオルチアなども置けるなどメリットたくさんです。

4段もあるけどなぜ3段なの?となりますが、4段だと上2段に実生が置けすぎて、ラックの強度が持たず破損して倒壊するケースがあるからです(経験済み)

あと、正面以外は透明のビニールカバーで覆われているのも冬越しがしやすく有利ですし、劣化による交換も容易ですし、ビニールも劣化するので1〜2年ごとにラックごとまるごと交換するようにしています。

 

配置は、北を背にして壁際に設置。

どこか背にしてないと突風などで倒れやすく危険かと思いますので、風の吹き込まないところに配置するのが良いでしょう。

 

種から発芽させたいのは主に上2段に置きます。発芽に特に温度が必要なものは1番上に。管理に温度計は必須です。

上記の「国華園」さんのビニール温室を利用する場合ですと発芽には100均などで売っている「米びつ」を愛用しています。

これ、高さもあり蓋が開けやすく便利なんですよね。

米びつだけあって密閉性もヨシ!

僕の実生

https://cactuspower.hatenablog.com/entry/2022/08/16/224751

密閉性といえばタッパーでも良いですね。

素早い発芽に密閉性大事。

実生に特にあった方が良い「ベンレート水和剤」

うちでは最低気温が上がってくる6月中旬くらいからが実生シーズンです。

これは環境と温度が左右しますので工夫してみてくださいね。

 

今回は実生はさておき、育成環境の話に戻ります。

先ほどの「米びつ」は発芽が揃うまでは全閉、揃ったら蓋を取り外してます。

発芽までは蓋は全閉なんですが、底に1/5ほど水を張って密閉していると水が蒸発しないので意外と焼けません。

コケは生えたり生えなかったり…土の状態による?

 

きちんと蓋が閉まっているかはたまにチェックします。

蓋を外すのも、実生苗の状態をじっくりと見て外してます。

たまにベンレート。

 

うちの配置場所では真夏の日照時間が最大10時間くらいの時もあるので、ビニール前面は常にフルオープン、最上段が30度を超えたら寒冷紗白20%を1枚、40度を超えたら寒冷紗白20%を2枚かけてます。実生苗は特に直射光に弱いので遮光大事。特に真夏の長い日照はじんわりと当てるのが良いと思います。

 

発芽してからはうちでは「ペットボトル鉢上げ」してます。

これは各鉢で底面吸水、腰水管理が出来るシステム!

…と勢いよく言ってますが園芸用品でもなくただ単に水のペットボトルの下部分をカッターで切っただけのものです(笑)

ちなみに、イオンさんのPBの2Lの水のペットボトルが切りやすいですし使いやすく気に入ってます。

…国華園さんやイオンさんの宣伝ではありませんのでこの辺りは皆様お気に入りのアイテムでどうぞ😅

実生苗の鉢にはメインで「プレステラ105」を使ってます。

ペットボトルにもピッタリサイズ。

ペットボトル鉢上げしたのをビニール温室の最上段をメインにギッシリ置いていきます。

2段目は、奥側にはあまり日は当たりません。

 

ペットボトル鉢上げはサボテンの種類によって利用期間が変わるのですが一般的には1年まで使ってます。

一鉢ずつ水やりするのは大変面倒なのですが、種類によって保水性も全然違いますし、病害などの被害を最小限にとどめる事が出来るなどメリットも大きいです。

アズテキウムやペレキフォラは2年くらいはペットボトルでしょうか。

育ちの良いのは春には鉢上げやパット植えに移行です。

実生苗は根が乾燥に弱いので真冬以外は表土が乾いたら底面吸水のために下40%ほど水を入れて水やりです。

(僕は真冬でも表土が乾いたら早めに底面吸水してます)

特に暑さが残る時期は水切れ注意かと思います。

用土カラカラだと干からびて壊滅する恐れもあります。

 

夏は30〜45度の高温と遮光、常に用土に保水を保つのがポイント。

しかしサボテンの種類によっては強い弱いがありますのでこの方法では溶けるのも居るかと思います。弱いのは下段に回すとか工夫は必要です。

 

気温が下がってくる秋まで、ビニール温室の前面はフルオープン。つまりは真冬以外は前面はフルオープンとしています。

気温が大事ですが、11月くらいからは寒冷紗を後ろにたくし上げて日中は寒冷紗は撤去します。

常に吸水状態を保てば不安も少ないでしょう。

 

真冬は楽そうで実生苗には管理が大事な季節です。

真冬は日差しも弱いので日照時間は直射光で5〜6時間欲しいですね。

日中温度は35度を狙います。

勝負です。

 

真冬は日中、寒風防止のため前面カバーを下ろします。気温が高めの日は前面カバーの両側ジッパーを開けて、気温が上がらない日はジッパーを片側だけ閉めてます。

わずかに風が通るので温度も上がり換気も出来るという事ですが、環境を把握するまでは毎日の温度チェックが必須となります。

もちろん最上段と下段では温度、日照が違いますので良く観察してみてください。

育ちによって、鉢の配置位置(日当たり)を変えてみるのも良いかも。

 

真冬の夜の間は仕事から帰ってきたらジッパーは全閉にして出来るだけ冷気をシャットアウト。

夜間、明け方の霜や凍りつきを防止するために寒冷紗もかけています。

余裕があれば夕方からプチプチなどをかけて保温しても良いかもしれませんね。

 

なんせ真冬は日照・換気・保水・霜防止をバランス良く保つ事が実生苗には大事なんじゃないかと思ってます。

サボテンは大きくなってきたら真冬は水やりの回数が減るので楽で良いですが実生1年目は水を与える回数も多く「観察してあげること」が一番大事かと思います。見れば見るだけ愛着も出てくると思いますし、成長スピード、根の張り方、保水性、日照の耐性などサボテンへの理解もより進むと思います。

 

ざっくり簡単にはなってしまいましたが、個々の環境によっても気温など大きく変わりますので繰り返しますがあくまでご参考いただければと思います。

 

なにぶん文章をまとめるのが苦手ですので、もし記事について「これは何だ?」と疑問ございましたらお気軽に聞いていただければと思います。

恥ずかしながらわからないことも多いですが😅

 

長々変哲のない記事になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

ほんの少しでも役立つ事があれば幸いです。

 

それでは皆様も素敵なサボテンライフをお過ごしください🌵